景気が悪い

会計税務

日経平均株価がバブル絶頂期の最高値を更新しました。物価高で苦しむ実生活とは異様にかけ離れた話です。それもそのはず、株価は「景気の先行きを映す鏡」ですから、今後は給料なども上がり、実生活でも実感していくのでしょう。はなしてそんな楽観的な話となるでしょうか?

景気が良くなれば、仕事も増え、今よりは売上も確保できるだろう。今は辛抱するしかない・・・

そうでしょうか。世の中の景気が悪くとも、会社の業績については景気がいい状態を作れるはずです。売上を確保するために、どんな策を講じていますか?なにもしていない?それではジリ貧です。新幹線が来るから、お客が増えるだろう。増えるだろうではなく、増やすのです。呼び込むのです。そのためにどんな策を講じますか?

零細企業の経営者は忙しい。昼は現場で体を動かし、夜は事務作業。毎日ヘトヘト。でも一生懸命にやっているからこそ、売上の減少は景気のせいにするしかない。よくわかります。でも社長は使用人ではないのです。経営者なのです。経営者は「モノが売れる仕組みづくり」を常に考え、策を講じ続けなければなりません。

売上拡大は大事ですが、他にも方法はあります。利益率の改善です。売上拡大には労働力のさらなる投下が必要になります。それは可能でしょうか?多少の売上を減らしても、利益率が改善できれば必要な利益は確保できます。働く時間も減らせるかもしれません。

従来の商売の仕方のままでは、利益率の改善はそう簡単ではありません。そこで、ちょっと戦うステージを変えてみてはどうでしょうか?なんらかの独自の価値を加えることは出来ませんか?価格を主導できるようになれば、利益率の大幅な改善が図れる可能性があります。

簡単な話ではありませんが、それを考えるのは経営者の仕事です。経営者の下には、家族を持った従業員が多数います。責任重大です。

税理士 鍋谷尚志