「○○さんはとても仕事が早いね!」「××さんはリーダータイプですね!」
そういえばそんな風に人から見られるよなぁと思うだけにとどまらず、それが自分の行動や認識に
も、知らず知らずのうちに影響を与えているという事実はご存じでしょうか?
ラベリングとは、他人に「ラベルを貼る=印象をつける」行動のこと。レッテル貼りですね。
人は他者からラベルを貼られると、それが潜在意識として残り、ラベルに沿って行動をするように
なると言われています。
ですので、会社や組織など、チームやコミュニティで円滑に運営するためには、ポジティブな
ラベリングを意識的に行うのも、一つの方法だと思います。
「○○さんは、いろんな人に配慮が行き届いて、積極的に会話をしていて素晴らしいですね!」と言ってあげれば、今後はあなたの前で、その
人は意識的に他人と関わるような行動をしてくれるでしょう。反対にネガティブなラベリングは避けるべきです。
ただし、それがどれだけ相手にとって良いことで、根本に善意があっても、人の心に無断で介入していることに他なりません。
それが著しく自由意思を侵害していないかについては注意する必要があります。
「○○さんは勝手に私を××な人間だとレッテル貼りしてくる」とかならないように・・・
税理士 鍋谷尚志