自計化のメリット

会計税務

自計化とは、パソコンを使って自社で会計帳簿を作成することをいいます。            その反対語は「記帳代行」又は「丸投げ」でしょうか。

自計化を行うことで、過去のデータや日々の数字を瞬時にチェックできるので、迅速な経営判断、資金繰りの把握がいつでも出来ます。また、自社で入力し、それを会計事務所がチェックすることで二重チェック機能が働き、帳簿の信頼性が高まります。そして直近の試算表もいつでも出せ、金融機関の信用度も増します。

記帳代行を行っている会社の社長がよく言うセリフとして、「お金のことは全て嫁さんに任せている」というのがあります。お金の管理を任せるのは結構ですが、資金繰りの責任は放棄してはいけません。そのような社長は会社の数字をよく理解していないので、いわゆる「経営者の勘」で物事を考えています。仕事が忙しいので儲かっているだろうとか・・・

で、いざ決算を締めてみると赤字だったり・・・、黒字なのに資金繰りがタイトだとか・・・       事業を立ち上げた社長の「経営者の勘」というのはとても大事ですが、ぜひ「数字の裏付け」も付け加えていただきたいです。

A地点からB地点に運送するとします。どれくらいの時間がかかるでしょうか?                            いつも運送している社長は、この曜日のこの時間はいつも混んでいるから時間がかかりそうとか、工事区間があるので迂回が必要とか、勘や経験則で大体の予想は外さないでしょう。              それに加えて車の計器類の情報も加味してはいかがでしょうか?平均40キロのスピードで走ればいつ着くかとか、よく見ればガソリンがないので途中給油が必要だから余分に時間がかかるとか、その他の色々な情報を得ることができます。

この場合の計器類の情報というのが、会計帳簿の数字に他なりません。経営者の勘に数字の裏付けを加える。数字に裏付けされた計画的な経営、その第一歩が自計化です。会計で会社を強くするのです。

どうでしょうか?                                      記帳代行や書類の丸投げ、もったいなくないですか?                      私どもの事務所では、クラウドソフトを用いての自計化を推進しております。